金星冥王星スクエア

こんにちは。今日は金星が獅子座入りしました。

それで、3月に水瓶座に入った冥王星と180度の角度になります。

木星は牡牛座にいますので、ちょうど木星が三角形の上になるTスクエアになりますね。

金星と冥王星が緊張の角度をとると愛情や、感性、美、またはお金とか、金星に関係することが極端な形で出ることが多いと言われますが今回は木星も絡んでいますので、そのことが拡大されるのでしょうか。

今日は金星と冥王星のネイタルチャートのアスペクトに関して感じたことを書きます。

冥王星は、外宇宙と太陽系を繋ぐ接点であり、物事の根源的な部分、事象の目に見えない深い部分、核の部分、裏側の部分を見つめよう、掘り下げようとする力。

ゼロか100かなので、中途半端とか、中庸をとるとかいう感覚はあまりないかもしれません。

金星は愛や喜び、人生の楽しみ、物事の調和を表し、生きていくための具体的な物、お金、食物、豊かさ、文化、芸術を優雅に味わい喜びを感じようとする星です。

そして惑星は地球から遠い星ほど、強く影響力を出すということですから、金星が冥王星の影響を強く受けると考えると、金星の感覚と影響力が常識外れ的に働くということかもしれません。

私の印象はハードアスペクトの場合は、金星がうまくいったとか、落ち着くべきとこに落ち着いたという、何か「結果」に結びついた実感が薄いかなと思ったりしますが、良い悪いではなく、何か激しい、鮮烈な感覚が働いて深い場所へ沈み重なっていくみたいな感じがあります。

金星的なことに「適度に」ということをあまりしないかもしれません。

私の場合の乙女座の冥王星は、アセンダント、天王星と合で、双子座の金星は、MCと合です。

場所的に1ハウスと10ハウスのアングルでの90度になってますが、アングル上の惑星の力は強く出るという感覚も本当だと思います。

アセンダントは自分がどう生きていくか、社会と関わっていく上での「仮面」(ペルソナ)の様なものですが、乙女座の分析、読解力などは自分と関わる人の行動パターンの傾向と対策として、じっと観察しながら無意識的に使ってるかもしれません。

人が集まっている場所になる社会を表すMCにある双子座は柔軟な対応力、行動力として意識することができます。

乙女座も双子座も柔軟宮なので、自分以外の外世界の状況をある程度客観的に見ている気がしますが、人に対しては、場面によって無意識に相手に寄り添いながら乙女座的「てなづける」みたいなことをしているかもしれません。

「てなずける」という言い方は悪いですが乙女座は、優しく懇親的に尽くして相手の気持ちを和ませ、懐柔した結果、自分の意の通りに相手を動かすという側面を持っていると思います。

自分が思っている以上に冥王星は強制力があるのかもしれません。

そのことも、90度だと、最初は自覚がなくてもハッとして熟考させられることが多く結果的に自覚するので、そんな自分が嫌になることもあります。

何故嫌かと言うと、乙女座の献身に対して、180度反対側の魚座が「それって本当に相手が求めてること?」とか、90度の双子座が「そんなに相手に立ち入らなくていいんじゃない?相手の自由じゃない?」とか言うわけなんですね。

自分の中の矛盾点の一つです。

あと、好きな音楽や、文学とか、芸術に関しては、何故その表現になったのか必ず理由があると思っていて、何故そうなのか、影響受けた人やもののルーツだったり、先祖、地域性、民族とか、宗教とか歴史にまでさかのぼって背景を深掘りしたくなります。

心情、深層心理までもが気になり、止まらなくなって深掘りしてしまいます。

一般的に人気があるからとか、カッコいい、優しい印象だからとか、理解、共感できるから、とかのところで感じたりはしていないかもしれません。究極は。

芸術的表現でいえば、抽象絵画、フリージャズ、パンクロック、サイコホラー、エログロマンガ、前衛的舞踊・舞台、など、非常識なくらい極端に表現の振り幅振り切ってるものが好きだし、そうでないと満足できないところがある気がします。

何か表現者から発散される激しいエネルギーが見え隠れしていたりするものに惹かれます。

それは必ずしも形になっていなかったりする場合もあったり。

むしろ、土星的鍛錬の効いたある意味「完成された美」みたいなものより、ぶっとんだものがいいです。

テクニカルな様式美みたいな芸術も確かに素晴らしいとは思うのですが。。

「芸術は爆発だ」と言う言葉を残された岡本太郎さんは、金星と冥王星が90度、天王星と60度でしたが、芸術表現は、頭で推しはかれるものでもないですね。

ごく身近な例では、お料理の味つけに「白砂糖」を使わないとか。

白砂糖は、なんかこう、パキッとした甘さが出ないというか、ぬるいというか。中途半端っぽい甘さを感じるのですね。

お料理の甘さは「ハチミツ」と「ザラメ」です。

そしてピリッとしたメリハリを感じる「香辛料」を入れたいです。味覚、嗜好に刺激を求めたい。

これも金星、冥王星だと思います。

お金に関してゼロか100かの意味も出てくることはありますが、確かに浮き沈みも激しいところはあるかもしれないけど、金運は、このアスペクトばかりとは限らないのではないかとも思うので、はっきり言えることはまだないです。

獅子座金星と水瓶座冥王星だから、後戻りできない何かスケールの大きい出来事が起こったりするかもしれませんね。