牡牛座

キーワードは、「私は持つ〜I have」です。

12サインを人の一生で例えると牡牛座はこの世界に生まれて来た赤ちゃんが、ハイハイ出来る様になり、歩き始める頃の形態です。

牡羊座でこの世界に人として「霊」的魂で現れて、牡牛座で物質としての「肉体」を得て、魂を宿した状態です。

物質として肉体を得てからは、生きることが、現実になり、肉体を通して経験したことを感覚的に認識する時です。

自分が落ち着くと感じるもの、心地よいと感じるもの、満たされると感じるもの、また不快と感じるものも、じっくりその感覚を味わいます。

地上で目に見えるそれらのものを、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚などの五感を通して、個人的に、感覚的にキャッチしていきます。

牡牛座の人は自分の五感に関して特に重要視するところがあります。

実際五感が発達している人が多い傾向。

美しい自然の中の空気を満喫している時、自然の豊かさ、緑に触れている時、生命の息吹を純粋に感じている時が牡牛座の人の喜びになります。

物の本質、クォリティーを理解出来る人、本物志向の人も多く、質にこだわりがあります。

職人気質。

心が落ち着く場所と物を求めて、それを獲得するための努力は惜しまない。

そして、自分の欲求に忠実です。

欲求とは、肉体の五感として感じること、快楽的なことでもあり、お金や物質的な豊かさでもあり、知識や教養、技術など目に見えないものでもあります。

自分の欲求を充足させるため、欲しいもののためには、コツコツと努力し、必ず獲得します。

結果がすぐに出なくても、辛抱強く待つことができます。

獲得したもの、そして一度自分の中にとり込んだものを決して手放そうとはしないかもしれません。

牡牛座の人の明るさや、穏やかさは、人を落ち着かせるムードで包んだりします。（スローの傾向です。）

恋愛は比較的、好きな人が振り向いてくれるまで待てる人が多いかもしれません。

恋人を待てる星座No.1です。

情熱的というよりは人への継続は変わらない愛情を示します。やきもち焼き。

牡牛座の180度反対側は蠍座になり、蠍座も生命力を表しますが、牡牛座の本能的な肉体を基本にした生命力ではなく、蠍座は精神的な生命力を表します。

牡牛座の生命力は目に見える肉体の感覚を源にしているために、シンプルです。

牡牛座、蠍座ともに金運あり。

地のエレメントとしての牡牛座

12サインは「火」「地」「風」「水」という4つのエレメントに別れています。

地のエレメントが表していることは、物質的なものと人間の関係です。また、固定された大地を象徴します。

牡牛座は、地のエレメントの原初形態（自分への関心）になりますから、この「地」の傾向がストレートに表れやすいと言えます。

自分の五感の感覚がどうかが重要になり、自分が満たされてはじめて他者の充足に目を向ける傾向。

自分の好きなものを自分の側に置くという様な気持ちが安らげる自分だけの「箱庭」の様なものを作ったりする人もいます。

タイムイズマネーという様に、時間もお金と同様に価値あるものだと考えるところがあります。

また、自分の気持ちを「もの（物質）やお金」で表したりすることもあり、そこに価値を置いたりします。

不動宮としての牡牛座

次に12サインは、それぞれ、活動宮・固定宮・柔軟宮と3区分に別れています。

3区分はそれぞれ時間推移を元に考えた行動の傾向を表しています。

不動宮は、「物事の継続」を表します。

行動や考え方の方針を一貫して固めていく傾向があり、あまり外部からの影響を受けにくい傾向。

自分から何かを変えたりはなかなかしないかもしれません。変化が苦手です。

基本流行にはあまり左右されないかもしれません。

一つの考えに固執することもあります。

自分のペースがあって、自分なりのやり方もありますので、急かされたり、それを乱されるのは好ましくありません。

行動もよく考えたり、慎重な傾向もあります。

牡牛座の人は地のエレメントの不動宮ですので、一度気に入ると、心変わりも滅多にしません。

自分にとっての心地の良い物、好きな物、満たされる物は何度も繰り返し使ったりします。

温厚で、穏やかなのて対人関係ではあまり苦労ないかもしれませんが、空気を読んで素早く行動するというよりは、自分主体の感覚で動きます。

牡牛座のルーラー金星です

次に12サインはルーラーという守護星があります。支配星とも言われます。

牡牛座の人の雰囲気や行動は金星が象徴することに表れやすいでしょう。

では、金星とはどんな惑星なのでしょう。

金星のシンボルは、ギリシャ神話の愛と美の女神、ヴィーナスです。

12サインは、そのサインのルーラー（守護星）とギリシャ神話を合わせて考えてみることでより、理解が深まるかもしれません。