土星についての記述

土星は、制限・時間・課題を司る星です。

土星は太陽系の惑星の中で人の目で見ることができる最も遠い星で、この世のものを表します。

土星は、人に乗り越えるべき課題・試練を与えてきます。

この世界で自己実現することや生まれてきた使命を果たすためには、太陽の意識が重要ですが、土星の力はそのことを現実世界へ落とし込んで行くのに必要になります。

この地上には「生」があり「死」がありますが、その間に流れているのが「時間」です。

「生」には限りがあり、時間は、その生に制限をかけてきます。時間は土星があらわします。

制限があるからこそ、人はその中で自分の本質を知り、太陽の意識へと歩き出し、成長することができます。

土星はしっかり地に着地させる、現実世界を生き抜いていくという強い力があります。

そして、占術家マドモアゼル愛先生によりますと、土星は、「バランスシートの星」と呼ばれることがあり、土星が人にそれぞれ与える試練や鍛錬に対して、向き合って努力をしていれば、必ず、それに見合った結果を現実にその人に与えてくれるといわれます。

また、人が努力を怠っていたり、努力にそぐわない形で物や事象を享受している様であれば、期限がくればそれに見合った現実に引き戻すとも言われます。

土星は、突然やってくるものとは違い、日々の積み重ね、あらかじめ予測できることに対しての心がまえを促すもので、それに対応する努力や義務を果たしていれば、いつの間にか、その目指す方向まで確実に現実に着地させてくれるという働きがありますが、逆にそれをしていなければ、落ちてしまうというというところもある様です。

人としては、先生、父親、上司などを表します。

土星が表す人生の年齢域としては、「第二段階」(火星・木星・土星)にあたり、この世界での完成形になります。
土星は、現実社会での成長の到達点になります。
火星期・太陽期・木星期を経て積み上げられたもの、自我の意識を認識して、人間社会での自分のやるべきことを確立して実現させる、地に根差し、地に足をつけさせるという惑星になります。
土星が地球上での物質的な現実社会を作り、外宇宙世界との境界をつくっています。
土星の境界より外は、トランスサタニアンになります。
この地上では、光があり影がありますが土星は、人が成長過程で、影響された自分自身の中にできる影で、抑圧されたもの、コンプレックスに感じるもの、ショックを受けたもの、欠けていると感じるものだったりしますが、魂の成長とともに、克服することができます。

マドモアゼル愛 風の学習塾より

公転周期:29年
年齢域:56才から70才
年齢的な影響:社会生活での頂点に立ち構造的なもののトップにいる時代。完成期。
守護する星座:山羊座

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