冥王星山羊座再び

冥王星が昨日から、逆行で再び山羊座に入りました。

冥王星は、3月に初めて水瓶座に入りましたが、5月後半から逆行を始め、一旦また冥王星に留まり、来年の1月21日に、再び水瓶座に戻ります。

山羊座冥王星とは山羊座が表している、この世の物質や富を表す地エレメントの最終形態としての、大きな規模での社会が頂点を極めるという様な感じなのかと思いますが、「物質的な社会の頂点」には、いろんな意味が含まれると思います。

具体的に挙げると社会である企業、国家、政治的なこと、行政的なことなど大きな組織の機能性や構造の発展性、また、責任、信用という言葉も当てはまると思います。

冥王星は一つのサインに約20年いると言われますが、サイン変わり目から変わりたて、半ばまでは、そのサインの示す意味がどんどん強められて行って頂点を極め、後半から次のサインに向かっては、その現行のサインの示すことを崩壊させていきます。

古くなったもの、次の時代にそぐわなくなったものは冥王星に淘汰され飲み込まれ、そのあり方も形を変え、次世代モデルへと「変容」していくということなのかなと思います。

山羊座が表す最大レベルの単位は「国家」だと思いますが、世界で戦争が起こり、今それ自体、危ういということになって来ていて、「地の時代」に積み重ねてきた山羊座的な社会構造そのものが、冥王星が抜けるこの過渡期に崩壊の道へと辿って来ているということなのかもしれません。

山羊座はまた活動宮なので、アクションの振り幅も大きくなりがちで、価値観も一通りではおさまらない部分はあると思いますが、冥王星は3月から、水瓶座に一度入っています。
戦争や世を動かしている富裕層の実態が一般の目にも見えて来た様にも思えます。

沈んだ山羊座時代の断片がまた一度浮かび上がって、炙り出される時なのかもしれません。

今年から、水瓶座が意味する「知的テクノロジー」の進化としての、Chat GPTやAIの本格的な社会進出が目立ってましたが、一旦、また元に戻ってそのことをよく冷静に吟味するタイミングなのかとも考えられます。
水瓶座は不動宮で、簡単には変わらないけど、一度決まって、進んだことは簡単にあと戻りや右往左往はしないサインだと思います。

トランジットの冥王星がサインを変えるときは、自然環境や、社会情勢などいろんな地球上の現象に影響してくるので要注意といわれますが、最近、地震が頻発しているのも気になるところではあります。

トランジットの冥王星にネイタルチャートの惑星が合(コンジャンクション)になっている人はその惑星も要注意かもしれません。

特に太陽や月が合の人は影響が出やすいかもしれません。

私は月が山羊座の後半度数にあるので、去年までの冥王星が星座を変える手前までの期間は嵐だったと思います。

おまけに土星も来ている時期があり、土星冥王星がネイタルの月の度数とかなりタイトに重なっている2年間は渦中でした。

トランジットの土星と冥王星が合の時って、タダでさえ、重圧感じる配置ですね。

息苦しいというか、重苦しいというか、そんな感じは確かにあったと思います。今考えたら。

自分から行動を起こしたつもりもないのに、意味がわからない疲れが多発していたりしました。

活動宮は、元から能動的なことに無自覚だったりはあるかもしれませんが、マインドが元気なうちは体は疲れたりはしないと思うのですが、病気もありました。

もちろん自ら招いた疲れもありましたし、原因を充分自覚できるものもありました。

ただ自覚するものも無自覚なものも、結構な頻度で強烈な言動やイライラのオーラを撒き散らすこともあり、周りを傷つけたり、困惑させたりしてしまったことがあったかもしれません。

自分でコントロールできませんでしたね。

言葉に出すことなく相手に「圧」を与えていたこともあったかもしれません。

そして夫の死と、予期しないことが突然起こりました。

突然向こうから抗えない強制的なリセットがやって来まして、私のマインドは、その時一度崩壊したと思います。

確か、反対側の蟹座後半付近に太陽や月がある人も同じ時期に同じ感覚を体験したということは後で聞いたことがあります。

なので、今回は、水瓶座に太陽や月がある人と、獅子座に太陽や月がある人は、良くも悪くも影響があるかもしれません。

でも今考えると、あの「リセット」のおかげで、ずいぶん私は生活力もついて、一人でも生きて行ける様になったと思います。

乗り越えなければならない「壁」も土星先生がダブルで用意していたのかもしれません。

冥王星が主要天体にきた時の「人生の荒波」は、必ずその人の必要な部分がアップデートされる時なのだと思います。

山羊座冥王星時代で地球上に起きた「荒波」は、これからどうアップデートされるのでしょう。。

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