こんにちは。久々の投稿です。
もう、明日から師走になりますが早いですね、1年があっという間です。
前回の牡牛座満月、蠍座新月から、天王星の逆行牡牛座入りと、トランジットの天体に関しては、感じるところがたくさんありましたが、忙しくてなかなかタイムリーに書けませんでした。
明日から師走で、実際的には、もう来年の運気が入って来ていると感じているところもあり、清々しい小春日和の今朝、今年の出来事を早々に振り返ったりしていました。
やはり、トランジット(現行)の天体と、自分自身の状況をよくよく観察して考えて見ると、天体の象意と重なるところ、クローズアップしてことさら考えさせられるところがあったりします。
まず、今のトランジットの天体は木星が蟹座に。そして土星と海王星が魚座に。水星と金星が蠍座にあります。
少し前まで、太陽も蠍座にありました。
蟹座の木星、そして魚座の土星、海王星(動く速度の遅い天体)とで120度(トライン)という、物事がスムーズに運びやすい角度を作っています。
そこへ、太陽や水星や金星などの個人天体が、次々と蠍座に入り、暫く水のグランドトラインを形成します。
西洋占星術でグランドトラインとは3つの天体が、同じエレメント(火・地・風・水)で120度の角度で正三角形 を形成する調和的でスムーズなエネルギー配置のことです。
蟹座、蠍座、魚座の水サインは愛情、または感情と霊感を表しますが、太陽が入ったり、水星や金星まで入って来ているこの配置は広い範囲で重なる方がいらっしゃる、或いはいらっしゃったんじゃないかと思います。
先日、占術家のユリシスさんの記事を拝見して、ハッとすることがありました。
私はネイタルの木星が蟹座27度に、キロンが魚座の28度に、海王星が蠍座の24度にありますので、どの水サインにも合(重なる)の天体があります。
さらにネイタルの月が山羊座の25度にありますのでトランジットでカイトになっている水瓶座の冥王星ともギリギリ合になります。
ちょっと前くらいの出来事になりますが、ラベンダーの香り振り撒いてヨガの瞑想をしていたら幼い頃の景色がふと頭をよぎりました。
そして、子供の頃の自分と、若い両親の影が浮かびあがり、とても懐かしい気持ちと共に、一時は許せないと感じた両親に対しての感謝の念がふつふつと沸いて涙が溢れ出たということがありました。
今考えると、トランジット冥王星と、自分の月が、重なっていることもあり、カイトの天体が幼い頃の記憶、思い出(水のグランドトライン)を切り取って意識上に押し出したのかなとも思えたりしますが、長い間囚われていた自らの怒りの様な感情を解き放つことができた様な気がしています。
そして、狙ったわけではありませんが、蠍座新月の時に、故郷の関西を訪ね、懐かしい旧友たちと、それぞれの健康を喜び合い、暫しの心温まる時間を過ごしました。
中には、亡くなった音楽仲間もあり、追悼の席で思わず各々が涙することもありましたが、それぞれが心の通いあった穏やかな場を過ごせた様に思います。
あと、牡牛座満月の時にも感じたことですが、やはり「労働の価値」と言いますか、「働き方」が変わりつつある様な気がしています。
同級生たちは、女性とはいえ年齢的、社会的には一番辛い立ち位置にいる場合もあり、仕事上では話をしていて、かなり辛そうな側面も伺えました。
「今すぐ辞めていいなら辞めたい」と言っている友人もいました。
今までは、彼女たちは自分の仕事に誇りというかプライドを持っていて、その仕事が天職なんだろうとさえ私には映っていたのですが。。
確かに、働いてお金を得るということは大事で尊いことだけど、人はそればかり考えたくない生き物なのかもしれません。
そして、今の日本社会では、個人が頑張っても報われない状況にあるのも事実かもしれません。
お金を得ることが上手い人というのは、社会で必要とされることを客観的にキャッチしていて、そのニーズに自分の思考と手段を寄せることが絶妙に上手い人とも言えるかもしれませんが、それが自分自身の本当にやりたいことと必ずしも一致してないこともあると思います。
中には、本当にやりたいことで社会のニーズに応えている人もいるとは思いますが。
でも多くの人がそのニーズに寄せるために、自分の価値基準をどこか無理に、それに合わせているところがあり、そのことは今までの社会では、それに対する代価も、それなりにあったりして、ことさら意識しなかったところもあるのかもしれませんが、円高になって、外国人が増え、異文化も入って来たり、AIの導入もあったりして、そもそもの「お金の価値」について、いろんな面で気がついたり、「自身の本当の資質」について意識し始めていたりする人も増えたのではないかと思います。
人は何のために生まれたのか?幸せになるため?幸せになるためにはお金は必要?
お金を稼ぐ力があれば幸せという考えももちろんあるけど、自分でお金を稼がなくても幸せな人もいるし、自分の妹の様な発達障害だったり統合失調症の様な、自ら稼ぐことが困難な人にも平等に幸せはある様な気がします。
人は生まれてきてくれただけで、感謝だし、愛し愛されるものだと思います。
自分も、今も安定した収入があるわけでもないし、今の仕事はやはり、やりたいことに繋がっているわけではないけど、以前の自分の様に、焦点を無理やり歪める働き方はもう手放した方がいいのかもしれないと感じるところはあります。
どんな仕事したとしても、生きていられればいいかな(笑)愛があれば(笑)。
なんて、今までになく考えたりもします。
この、今のトランジットの水のグランドトライン(情)と、最後の牡牛座の(豊かさ、お金、価値観)天王星(変化、改革)に対して何か感じるところがある人は結構多いんじゃないかと思ったりします。
あと、最後に蟹座木星について。
先月、娘がフィアンセを連れて我が家に帰って来ました。
私は、家中を掃除して、家中のファブリックを洗濯し、古くなってボロボロになったカーテンは全て新しくして二人を迎えましたが、もう、娘とは、いよいよすぐには会えなくなる寂しさと新しい家族ができる喜びを経験しました。
その日の朝は、家中の植物たちが、東から昇る日の光に全身全霊で湧き立っているのを見て「あー整ったな」と感じると同時に娘が自分の元に生まれて来てくれたことに、心からありがとうと思いましたね。
ちょうどトランジットの蟹座木星が自分のネイタルの木星に重なる頃のことですね。
やっぱりトランジットの天体ってすごい影響力だなと個人的には感じたりしている今日この頃です。
逆行して牡牛座にいる天王星は、来年4月には双子座に入り、牡牛座に再び戻ってくることはなく、先に牡羊座に抜けている海王星と土星と、今水瓶座の初期度数にある冥王星とで風の本格的な小三角形を作ります。(今もサイン違いで作ってるけど)
それも、どれもトランスサタニアンで速度が遅い天体なので長い期間ですね。
冥王星と角度をとるということは、やはり牡牛座の示す豊かさに対する古い概念は、新しい時代の社会の中で自然淘汰されていくのかもしれません。
ここまで、いつも長い文章、お読みくださりありがとうございます。