占星術用語説明3

ハウス

ハウスとは、仮に、地球上のある地点で、天頂に向かってまっすぐ立ったとすると、地球の表面は視野に広がる平らな地平面として目に映ります。

この地平面を無限に引き伸ばした時に天球に交わる線を地平線といいます。

黄道は一定の角度を持って傾き、東と西の2点によってこの地平線と交わっています。

この東の地平線上の太陽が登ってくる点を起点として黄道を1から12の部屋に分割したものをハウスと言います。

この12のハウスは、黄道12星座のサインに示されている象意、物語のイメージが地上に投影されたもので人為的なものになりますが、ハウスの各12の部屋には、私たちが生きていく上で関わってくる様々な事柄の分野として、それぞれ意味があります。

その意味とは、各星座から私たち人の意識の中に生まれてくるイメージと日常との関連性を示すものということになります。

ハウスの出発点は、出生地の緯度、経度と出生時間によって決められますので、生まれた時間がわからないと、ハウスは決定できません。

ハウスカスプ

カスプとは、ハウスというホロスコープの区分けの境界のことです。

ハウスとハウスを分ける境界には線があり、その線が示しているサインをカスプサインといいます。

また、その軸にかかる1ハウス、4ハウス、7ハウス、10ハウスのことを指します。