占星術用語説明2

天球

星座を形づくっている星同士は、地球から見て、同じ距離に並んでいるわけではなく、空を見上げても、それらの距離を実感することはありません。
しかし、私たちの頭上には天体があり、見上げると星同士が並んで何らかの形を作っている様に見えます。

そして、それらの天体は自分を中心とする丸天井に貼り付いているかのように見えます。

この空の丸天井のことを「天球」と呼びます。

天球とは、地球にいる自分を中心として天体がそこに貼り付いているかのように見える仮想的な球面のことなのですね。

そして、星々はそれぞれ動いていますが、地球からはあまりにも遠くにあるので、天球上で星同士の位置は、だいたい変わらずに見えます。

天球は実在するものではありませんが、天体の位置や動きを表すのによく使われます。

プラネタリウムを想像すればわかりやすいかもしれません。

自分の位置から180度見回すと、半円のドームの中にいる様に思えますよね。

そして地球は自転しているので、天体の貼り付いた天球が、天の北極と南極を結ぶ軸の周りに自転と逆向きに1日にほぼ1回転する様に見えます。

天球に張り付いている見える星座は東から登って西に沈む様に見えます。

地球の自転

自転とは、地球などの惑星が、自分の内部の軸を中心にして回転することを言います。
地球は、24時間に1週します。

地球の公転

公転とは、ある物体が別の物体を中心にした円又は楕円の軌道に沿って回ることを言います。
地球は太陽の周りを1年で1週します。

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